拵え
- 加藤

- 2025年12月5日
- 読了時間: 2分
はじめの頃はあまり刀装具や拵えには興味がなかった
刀装具、幕末の超絶技巧や桃山期の外連味のない金具を見ていいなとは思うものの
金額にかかわらずそれを欲したりすることはありませんでした
この趣味をはじめた最初のころに、選ばなければ刀も買える余裕はありましたが、
まだ好みも固まっていない状態で刀を買うことはできず、鐔を二枚買いました
三つ巴の透かし鐔、平安城象嵌の鐔
ただ、それで収集に走ることはなく10年近く二枚の鐔だけで満足していました
そんな自分がまさか新しく拵えを作るとは・・
犬山鍛冶の作品を集めるなかで、何がきっかけだったのか覚えていません
塗師の方と知己を得て、いろいろな話を聞く中で芽生えた欲求だったのかなと
地元尾張の尾張拵えが欲しいという気持ちが少しずつ育まれ
必要な刀装具も職方にお願いして揃えてもらうことができました
道幸12歳の脇差に、父道暁と二子山則亮の合作鐔、道暁の小刀を使い、
名古屋市博物館の図録に掲載された尾張拵えを参考に坂入一門の方々に作ってもらいました


縁頭、目貫、小柄と意匠を合わせるのが難しく
目貫の鯱にあわせて小柄は波図を探しましたがパッとしない
拵えができあがってから縁頭の蔦葵にあった五つ葵の小柄を見つけました
下げ緒は竜甲の機械織をネットで購入
気づけばそれなりの金額になってしまいましたが、職方との縁ができたことと
地元の作品に地元の拵えを一つ作ることができてよかったです





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